院長日記17

今の若者達にとって写真文化は、非常に身近だ。若い頃に携帯のなかった我々世代は、写真を撮るということ自体が特別なものだった。自分のカメラを持っている学生など非常に稀有な存在であった(それ故のステータス感はあった)。写真はカメラで撮る時代からアプリで撮る時代へと変換した。より良い写真を求めて一眼レフカメラやミラーレスカメラを購入する時代も、もうすぐ終焉を迎えるだろう。だからと言って味気なくなる訳ではない。携帯電話コンテンツとして、写真文化は、更なる広がりと成熟を遂げていくと思う。