院長日記7 拡大視野について

拡大視野について

歯科の治療範囲は非常に狭い。そのため視野の拡大は正確な治療を行うための重要なファクターの1つです。歯科界では今後、拡大視野機器の普及が飛躍的に伸びると言われています。

視野を拡大するには、大きく分けて2つの機器があります。

①拡大鏡(ルーペ)

1.5倍~10倍程の拡大。歯科診療全般に使用可能。肉眼と同じ感覚で使用できるため、使用が容易。

②マイクロスコープ

3倍~30倍程の拡大。より高拡大が必要な治療に使用されることが多い。ルーペと異なり、視野角が肉眼と異なるため、使用するにはトレーニングが必要。ルーペの焦点は1点だが、マイクロスコープは、焦点に対しライトと視線が垂直に入射されるため、ルーペに比べ解像度が高く、疲れにくいメリットがある。

ルーペとマイクロスコープでは拡大率が異なるため、拡大の倍数が同表示でも、視野の広さは異なります。マイクロスコープの方が同表示でも高拡大。

当医院では、拡大鏡(ルーペ)を歯科診療全般に、マイクロスコープは歯周病治療を中心に使用しています。