ブリッジ治療について

ブリッジ治療とは、欠損してしまった歯の両隣りに歯が存在している場合(例外あり)に、両隣りの歯を削って橋渡しのように欠損部を補綴する手法です。使用材料は様々で、保険適用のものから保険適用外のものまで多種多様存在します。それぞれにメリットデメリットがあるものの、今回はプリッジ治療そのもののメリットデメリットをお話しようと思います。

◉代表的なメリット

①違和感が少ない

②歯根膜負担の補綴物となる(噛んだ感じが変わらない)

③両隣りの歯に動揺があった場合、繋ぐことにより動揺が減少する

◉代表的なデメリット

①欠損部の負担を両隣りの歯に負担させなければならない

②両隣りの歯を削らなくてはならない

③清掃が困難となる

④片方の歯が弱った際にもう片方の歯に全ての負担が掛かってしまう

⑤金属を使用した場合、適合がズレやすい(対応法あり)

様々なメリットデメリットがあるものの、歯が欠損した場合、日本では第1選択となりやすい治療方法です。何故ブリッジ治療の選択なのかを把握して治療に向かう事をお奨めします。(他の選択としてはインプラント治療や義歯治療が存在します)

※最近削る部分を極端に少なくする接着性プリッジなどの手法が登場して来ましたが、接着剤依存度が高く長期的治療とは言えません。いわゆる虫歯になりやすいので注意が必要となります。