院長日記13

BEGINという雑誌があります。

1988年、まさに自分が思春期を迎える頃に創刊され、高校、大学と愛読した。自分のファッションの根本がこの雑誌をもとに構築されているといっても過言ではないと感じている。その中でも多くの紙面を割いて紹介されていた商品の1つに「オールデン」がある。

オールデンとは、アメリカの革靴メーカーで、特徴として、コードバンという馬革(農耕馬の臀部革)を用いて多くの革靴を製作しています。牛革との代表的な違いは、丈夫さと堅牢さ、そして色合いです。特に色合いは、使い古し日焼けすると非常に艶やかな色を出しファンを魅了します。履くだけでオシャレ感が増します!また丈夫さゆえにシワの入り方が牛革とは異なり、その点もオールデンらしさを増幅させます。

しかし近年はコードバンの生産量が減ったのかオールデンの革靴でもコードバンを使用した革靴の生産量が少なくなり、牛革の革靴が多くなってきたなと感じます。注文しても年単位で待たなければならないモデルも出てきました。

「履いてみれば分かる」それがオールデンのコードバンです。希少になりつつあるコードバン。是非機会があれば!!